2016年9月30日金曜日

『週刊韓国ニュース 第83号』(2016.9.30)

≪10月6~7日に中国で南・北・海外共同討論会開催へ≫
 「10・4宣言発表9周年記念南・北・海外共同討論会」に関して、南側推進企画団と北・海外の準備委員会が開催に同意した。海外側準備委員会によると、10月6~7日にかけて中国・瀋陽の七宝山ホテルで開催するとしている。
 写真=8月11~12日、中国で行われた「連席会議開催のための実務協議」に参加した南・北・海外の代表



≪白ナムギ対策委が闘争本部に組織改編、10月1日に汎国民大会開催≫
白ナムギ農民が9月25日に亡くなったことを受け、「白ナムギ農民国家暴力に対する真相究明・責任者処罰・殺人政権糾弾闘争本部」は26日、ソウル大学病院葬儀場前で記者会見を開き、名称を「闘争本部」に変更し、今後も真相究明と責任者処罰を求めると明らかにした。

写真=(上)9月27日、焼香所で嗚咽する故白農民の次女・白ミンジュファ氏 /(下)9月26日、闘争本部はソウル大病院前で記者会見し、故白農民の長女・白トラジ氏(左から3人目)が発言している



≪3野党共闘で農林相解任建議案が通過、朴大統領は解任拒否の構え≫
 不動産特恵疑惑により人事聴聞会で「閣僚不適格」とされた金在水・農林畜産食品相の処遇を巡って、国会では9月24日、「共に民主党」など野党が提出した金農林相の解任建議案が3野党の賛成多数で可決した。セヌリ党は反発し、採決を棄権した。
 写真=(上)9月1日、人事聴聞会で不動産疑惑を釈明する金農林相 /(下)9月24日、国会で金農林相の解任決議案が通過した

2016年9月23日金曜日

『週刊韓国ニュース 第82号』(2016.9.23)

≪「北の水害に支援を」韓国の市民団体が救援活動≫
 8月末の大型台風の豪雨により、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の東北部・咸鏡北道で死者・行方不明者500人以上となる史上最大規模の水害が発生する中、民族和解協力汎国民協議会は9月21日、ソウル市内で緊急記者会見を開き、対北水害支援活動を展開すると明らかにした。


≪「10・4宣言9周年記念 南・北・海外共同討論会」開催を推進≫
6・15南側委員会連席会議推進企画団は9月21日、10月5日に中国・瀋陽で「10・4宣言発表9周年記念 南・北・海外共同討論会(仮称)」開催を推進すると明らかにした。連席会議海外側準備委員会が13日に開催を提案し、北側準備委員会が14日に同意すると発表していた。写真=8月11~12日、中国で行われた「連席会議開催のための実務協議」に参加した南・北・海外の代表団。


≪「朴槿恵政権審判」11月12日に民衆総決起開催≫
全国550余の市民社会団体で構成された「2016民衆総決起闘争本部」は9月20日、ソウル市内で記者会見を開き、11月12日に朴槿恵政権を審判するための民衆総決起を開催すると宣言し、全国的な広報活動を通じて、総決起に15万人の参加者を組織すると明らかにした。

2016年9月16日金曜日

『週刊韓国ニュース 第81号』(2016.9.16)

≪北朝鮮の核実験-「対話で問題解決」の世論≫
 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が9月9日に第5回核実験を実施したことを受け、韓国の尹炳世外相と中国の王毅外相が13日に電話会談し、制裁強化を求める尹外相に対し、王外相は緊張を高める行動を自制するよう求め、対話と交渉を再開すべきとした。写真=7月24日、ASEAN地域フォーラムで会談する尹外相(左)と王外相。


≪星州サード撤回闘争委員会が解散巡って紛糾、解散反対メンバーが組織を継承≫
星州サード配備撤回闘争委員会は9月12日、対策会議を開き、闘争委員会の解散を決定した。会議では、解散案に対し、約半数の委員が激しく抗議し採決を拒否したが、チョン共同委員長らが採決を強行し、解散案を通過させた。写真=9月13日、星州郡庁前で解散無効を訴える記者会見をする星州住民。


≪白ナムギ聴聞会開く-警察は鎮圧の「正当性」を主張、公式謝罪せず≫
 昨年11月の民衆総決起で白ナムギ農民に直撃放水を浴びせ、意識不明の重体にした警察の対応を問う聴聞会が9月12日、国会で開かれ、証人として姜信明警察庁長官(当時、前列右)ら警察関係者が出席した。姜長官は、民衆総決起を「暴力デモ」と主張、「(鎮圧過程で誰かが)死亡したり負傷したからといって、無条件で謝罪する必要はない」として「正当性」に固執した。

2016年9月9日金曜日

『週刊韓国ニュース 第80号』(2016.9.9)

≪朴智元氏が国会演説、朴大統領に南北首脳会談開催を求める≫
 「国民の党」の朴智元非常対策委員長(写真)は9月7日、国会で院内交渉団体の代表演説で、外交・安保状況が急変し緊張が高まる朝鮮半島情勢の打開策として、朴槿恵大統領に南北首脳会談の開催推進を求めた


≪セウォル号特別法改定案がセヌリ党の反対で霧散の危機≫
 野党がセウォル号特別調査委員会の活動保障を求めて、国会・農林畜産食品海洋水産委員会(写真)で発議したセウォル号特別法改定案が9月6日、セヌリ党の反対で常任委員会に上程できなかった。


≪韓米首脳会談「サード配備で連合防衛力強化」を確認≫
朴槿恵大統領(右から2人目)とオバマ米大統領(左)は9月6日、訪問中のラオスで韓米首脳会談を行った。朴大統領は直後の記者会見で「サード配備を含めた連合防衛力を強化し、強力な抑止体制を維持することで、オバマ大統領と合意した」と明らかにした。

2016年9月2日金曜日

『週刊韓国ニュース 第79号』(2016.9.2)

≪「共に民主党」が代議員大会開催、秋美愛議員を新代表に選出≫
「共に民主党」は8月27日、ソウル市内で第2回定期全国代議員大会を開き、新代表に秋美愛議員(写真)を選出した。新指導部の任期は2018年8月まで。
秋新代表は代表受諾演説で「私に投票された1票1票は、『2017年に政権交代を実現しなさい』という命令」と語り、党改革に意欲を示した。


≪「慰安婦」被害者が韓国政府に対して損害賠償訴訟≫
日本軍「慰安婦」被害者12人は8月30日、昨年末の韓日「慰安婦」合意が韓国憲法裁判所の判決に反するとし、韓国政府を相手に総額12億ウォン(約1億800万円)の損害賠償訴訟を起こした。写真は、29日にはソウル市内で行われた、「慰安婦」被害を記憶し追悼する公園「記憶の地」除幕式。金福童ハルモニ、朴元淳ソウル市長らが参加した。