2017年4月28日金曜日

『週刊韓国ニュース 第110号』(2017.4.28)

≪駐韓米軍、サード装備の一部を電撃搬入≫

駐韓米軍は4月26日の未明から早朝にかけて、サード(THAAD、高高度ミサイル防衛システム)配備予定地である慶尚北道・星州郡ゴルフ場に、サード装備の一部を電撃的に搬入した。国防省によると、搬入されたサード装備にはレーダーと迎撃ミサイル、発射台など核心装備が全て含まれている。
サード装備を積んだトレーラーが厳戒態勢の中、配備予定地に入っていく
サード装備に関連する米軍車両が星州のゴルフ場に向かっている
配備に反対する住民らと警察との間で激しい衝突が起こった


≪候補者テレビ討論会、文候補が国情院改革に意欲≫

4月23日の主要5候補テレビ討論会で、「共に民主党」の文在寅候補は「国家情報院(国情院)を『海外安保情報院』に改編し、国民のための情報機関として再生する」と述べ、改革に意欲を示した。主要5候補の中で、選挙管理委員会に提出する「10大公約」に国情院改革を含めたのは、文候補だけだ。
テレビ討論会に参加した主要5候補。右から、沈相ジョン・正義党候補、文在寅・共に民主党候補、洪準杓・自由韓国党候補、安哲秀・国民の党候補、劉承ミン・正しい政党候補


≪6・15青年学生本部、「6・15精神を否定した」として安候補らを批判≫

「国民の党」の安哲秀候補と朴智元代表も北朝鮮を主敵と主張する中、6・15南側委員会青年学生本部は4月21日、ソウルの国民の党本部前で記者会見を開き、「6・15精神を否定する安候補と朴代表を強く糾弾する」と明らかにした。
国民の党の安候補と朴代表を糾弾する記者会見

2017年4月21日金曜日

『週刊韓国ニュース 第109号』(2017.4.21)

●第19代韓国大統領選挙特集号

主要5候補-文在寅(共に民主党)、安哲秀(国民の党)、洪準杓(自由韓国党=旧セヌリ党)、沈相ジョン(正義党)、劉承ミン(正しい政党=旧セヌリ党離党派)の課題別立場
左から、文在寅候補、安哲秀候補、洪準杓候補、沈相奵候補、劉承旼候補
世論調査会社「リアルメータ」による4月14日調査の各候補支持率

2017年4月14日金曜日

『週刊韓国ニュース 第108号』(2017.4.14)

≪「積弊清算平和行動」が発足、大統領選挙まで光化門広場でキャンペーン展開≫

6・15南側委員会、韓国進歩連帯などの市民社会団体は4月9日、ソウルの光化門広場で記者会見し、「積弊清算平和行動(平和行動)」の発足を発表。大統領選挙までの30日間、市民とともに平和行動を展開すると明らかにした。
光化門広場で記者会見し「積弊清算平和行動」を発足した
ソウル各地での平和行動キャンペーンをアピールするパフォーマンス


≪2回目の「平和のバス」が星州へ、「サード配備完全無効」訴える≫

サード配備予定地である慶尚北道・星州郡のロッテゴルフ場近郊の韶成(ソソン)里では4月8日、先月に続く2回目の「平和のバス」運動を通じて全国から集まった約3500人の市民と現地住民らが、「不法サード完全無効-第2回韶成里汎国民平和行動」を開催した。
汎国民平和行動には、「平和のバス」で全国各地から市民が結集した
「サード阻止」のプラカードを掲げる参加者ら
金泉市の子供らが「サード反対、平和を守ろう」と書かれたプラカードを掲げている


≪セウォル号の引き揚げ完了、遺家族ら「捜索を急いでほしい」≫

 2014年4月16日に韓国南西部の珍島沖で沈没し、死者295人・行方不明者9人を出したセウォル号が4月11日、全羅南道の木浦新港に引き揚げられた。惨事から1091日目、本格的な引き揚げ作業開始から21日目。
木浦新港に引き揚げられたセウォル号
客室の識別も困難な船体内部
捜索のための事前作業が続く

2017年4月7日金曜日

『週刊韓国ニュース 第107号』(2017.4.7)

≪「共に民主党」の大統領選挙候補に文在寅氏選出、「積弊清算と国民統合」を強調≫

 4月3日、ソウル市内で実施された「共に民主党」の首都圏巡回予備選挙で文在寅・前代表が60.4%を得票、累積集計57%で同党の大統領候補に確定した。文候補以外の主要政党の候補は、「国民の党」安哲秀、自由韓国党・洪準杓、「正しい政党」劉承旼、正義党・沈相奵氏がそれぞれ確定した。
「共に民主党」の大統領選挙候補に選ばれた文在寅・前代表


≪南北共同応援団が北朝鮮代表を熱烈に応援≫

 女子アイスホッケー世界選手権が江原道の江陵で開催される中、「南北共同応援団」は4月2日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)-オーストラリア戦で北朝鮮選手を熱烈に応援した。
大田から家族連れで参加したキム・インジェ(38)氏は、「子供たちに南北の出会いを見せるために来た。北の同胞と直接会って話せる日を待ち望んでいる」と語った。
「ウリヌン ハナダ(私たちは一つ)」を掛け声に応援する南北共同応援団
共同応援団の団長を務める李昌馥6・15南側委員会常任代表議長(前列左から2人目)
試合終了後、北朝鮮の選手らが共同応援団にあいさつしている


≪朴槿恵逮捕後、初のキャンドル集会「サード配備阻止、セウォル号の真相究明」訴え≫

朴槿恵の逮捕後、初のキャンドル集会が4月1日、ソウルの光化門広場で開かれた。
「サード配備阻止・セウォル号惨事の真相究明・積弊清算」を掲げた集会では、セウォル号惨事の真相究明を意味する「黄色い風船」と、サード反対を象徴する「青い風船」を空に飛ばすパフォーマンスが行われた。
「サード去り、平和よ来い」と書かれたプラカードを掲げる市民
キャンドル集会前には「全国大学生時局会議」が開催され、学生らが「朴槿恵処罰」「積弊清算」と書かれたプラカードを掲げた